2製品はともに、落下時などにHDDを衝撃から守る「Active Protection System」をToshiba PA3399U-1BAS互換“IdeaPad S”シリーズとして初採用したモデル。またIdeaPad S10-3tはさらにディスプレイ回転機能も装備するほか液晶ディスプレイもマルチタッチ対応となっている。OSはIdeaPad S10-3がWindows 7 Starter、IdeaPad S10-3tがWindows 7 Home Premiumだ。 CPUはともにAtom N450で、メモリは1Gバイト、PA3399U-2BAS互換HDDは250Gバイトを備えた。IdeaPad S10-3は6セルバッテリーを搭載し、駆動時間は約7.5時間。本体重量は約1.2キロとなる。IdeaPad S10-3tは8セルバッテリーを装備、駆動時間は約9時間で本体重量は約1.5キロ。

レノボ?ジャパンは、2008年にリリースした「IdeaPad Sアダプタ Inspiron 640mでようやくNetbookをラインアップにそろえるとともに、日本のコンシューマー市場にも参入した。それから半年経った2009年の夏に、レ ノボ?ジャパンはS10eと同じ10型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「IdeaPad S10-2」を発表した。サイズやシステム構成を比べると、マイナーバーションアップに近い変化だが、実際に使ってみると、それ以上に改善されたことに気 がつく。IdeaPad S10eで得られたフィードバックが反映されてスペック以上に生まれ変わったlibretto w100 バッテリーIdeaPad S10-2をチェックしていこう。IdeaPad S10eと比較すると、IdeaPad S10-2は、ボディがより薄くなり、そして、スペック的には長時間駆動が可能となっているのが特に目立つ変化といえるだろう。また、IdeaPad S10-2で用意されたカラーバリエーションは4種類で、これは、IdeaPad S10eと同じだが(IdeaPad S10eのカラーバリエーションは登場当初で3種類だったが、途中で1種類増えている)、両者で用意された色の種類が異なっている。IdeaPad S10eでは、ホワイト、ブルー、alienware m11x レビュー ACアダプタピンク、マットブラックだったが、IdeaPad S10-2では、パールホワイト、ランプブラック、シルバーグレー、リップピンクがと鮮やかな色調が用意された。さらに、それぞれの天板にはドットパター ンがプリントされており、従来モデルからより華やかな印象になっている。 HP 2510P バッテリー

液晶ディスプレイのサイズは両者とも10.1型ワイドであるが、inspiron 630m 互換アダプタ解像度はIdeaPad S10eが1024×576ドットであったのに対し、IdeaPad S10-2は1024×600ドットに変更された。縦方向に24ドットだけ増えたことになるが、それでも表示情報量の少ないNetbookでは使い勝手が 意外と向上する。 キーボードレイアウトも改善された。IdeaPad S10-2ではキートップの幅が見直されて、IdeaPad S10eで特に目立っていた右寄りキーの狭い幅が通常のサイズに改まっている。toshiba pa3451u-1brsまた、カーソルキーの下端も半段分だけ下げられた(ただし、通常キーとカー ソルキーの間にすき間は設けられていない)。キーを叩いたときの感触もIdeaPad S10eからかなり変わり、打ち込んだ指の力をしっかりと受け止めてくれる。評価で使った印象では、キーピッチのサイズに慣れてしまえば、長文でもストレ スなく入力できるように思えた。um09a31タッチパッドのサイズもIdeaPad S10eからひとまわり大きくなり、ボタンの位置も改善されている。

インタフェースもIdeaPad S10-2では大きく変更されている。IdeaPad S10eはCX/47F バッテリー、その製品発表会でレノボ?ジャパンが訴求していたように豊富なインタフェースが特徴で、Netbookではあまり例を見ない ExpressCardスロット(/34に対応)も搭載していた(IdeaPad S10eの製品発表会については「レノボ?ジャパンがコンシューマー市場に参入した理由」 を参照のこと)。IdeaPad S10-2では、ExpressCardスロットがなくなったが、IdeaPad Z370 バッテリーその代わりにUSB 2.0を3基搭載したほか(IdeaPad S10eは2基)、4-in-1カードリーダー、アナログRGB出力、有線LAN(100BASE-TX/10BASE-T対応)、ヘッドフォン/マイク 端子という構成を採用している。インタフェースの配置も、有線LANが左側面奥に、カードリーダーが前面右寄りにそれぞれ移動した。IdeaPad S10-2とIdeaPad S10eのバッテリーは、搭載場所も形状も似ているが、端子の位置やガイドレールの形状が異なるため流用はできない。PABAS049IdeaPad S10-2のACアダプタは小型になっただけでなく、本体のボディカラーに合わせたカラーが付属する。なお、ケーブルコネクタの形状が日本で主流の“メガ ネ”型でなく“三つ葉”型である点は注意しておきたい。

内部の構成は、CPUがAtom N270(動作クロック1.60GHz)、asus a32-1015 バッテリーメモリがDDR2で1Gバイト、ストレージには160GバイトのSerial ATA接続HDDを搭載する。標準の構成ではIdeaPad S10eと変わらないが、唯一異なるのがメモリの構成だ。IdeaPad S10-2はSO-DIMMスロット1基を備え、ここに1Gバイトモジュールが装着されているのに対し、IdeaPad S10eでは512Mバイトをオンボードに搭載し、これとメモリスロットに差した512Mバイトを組み合わせていた。このため、最大メモリ容量が hp ノート バッテリー 4525SIdeaPad S10eで1.5Gバイトだったのに対して、IdeaPad S10-2では2Gバイトまで搭載できるようになった。CPUパワーが限られているNetbookでは、搭載できるメモリの容量が性能に大きく影響する。 その意味で、IdeaPad S10-2で2Gバイトまで搭載できるようになったことは、大きな変化といえるだろう。ideapad u350 バッテリー

 利用できる無線接続もIdeaPad S10-2とIdeaPad S10eで異なっている。ただし、dynabook CX47Hこちらはダウングレードといえる変化で、IdeaPad S10eではIEEE802.11b/gに加えてBluetooth v2.1+EDRが搭載されていたのに対して、IdeaPad S10-2はIEEE802.11b/gのみとBluetoothがなくなってしまった。Bluetooth自体はUSBアダプタで比較的安価で簡単に追 加できるが、本体に内蔵されていれば使いやすいのも事実だ。aspire 5101 ?????ーIdeaPad S10-2もIdeaPad S10eも、CPUやメモリ、チップセットといったシステム構成がほぼ共通であることは先に紹介したとおりだ。そのため、ベンチマークテストで性能を検証 してもその結果はほとんど変わらない。多くのNetbookがそうであるように、IdeaPad S10-2はWindows XP Home Edition(SP3)を動かすのに十分な性能を有している。そして、3Dゲームを楽しむにはやや力不足というのもほかのNetbookと同様だ。fmv-r8290 バッテリー

 IdeaPad S10-2とS10eでPCMark05のHDD関連テストの結果に違いが出ているが、これは、IdeaPad S10-2に搭載していたWesten Digitalのdell inspiron1720 バッテリー「WD1600BEVT」(Scorpio Blue)とIdeaPad S10eに搭載されていた日立グローバルストレージテクノロジーズの「HTS543216L9SA00」というデバイスの違いが影響している可能性があ る。IdeaPad S10-2で改善されたというバッテリー駆動時間の計測には、dell gw240海人氏作のバッテリーベンチマークツール「BBench V1.01」を使用した。このベンチマークは、一定時間ごとにキーバインドを送り、Webページを巡回するというものだ。ただし、評価作業の時間が限られ ていたため、acer al10a13今回は100%充電状態からBBenchを実行してバッテリー残量が80%になるまでの時間を計測した。

 IdeaPad S10シリーズには省電力ユーティリティが用意されていて、4つのモードに切り替えられるがCompaq CQ70互換バッテリー、IdeaPad S10-2では4つのモードそれぞれで、また、IdeaPad S10eでは「Low Power」に設定して計測している。なお、バッテリー駆動時間が最大となる「Power Saving」モードでは、LANとUSB 2.0の電源がオフになるためBBenchのWeb巡回が行われないなど、条件が整合していない。参考値として扱ってほしい。 Toshiba PABAS174互換Low PowerモードにおけるBBenchの結果は、IdeaPad S10-2が60分に対してIdeaPad S10eは50分と、IdeaPad S10-2でバッテリー駆動時間が改善されているのが確認できた。

システム構成、インタフェースなどを比べる限り、IdeaPad S10-2はオーAsus A32-A8互換バッテリーソドックスなNetbookと評価されるかもしれない。Netbookという、スペックに一定の枠が規定されているカテゴリーではやむを 得ないところであるが、それだけに、デザインやバッテリー駆動時間といったところで違いをアピールするしかない。IdeaPad S10-2は、その部分で大きく生まれ変わった。IdeaPad S10-2とIdeaPad S10eはしばらAsus 70-NLV1B2000M アダプタく併売される予定だが、デザインの好みが優先せず、実売価格の違いをクリアできるのであれば、IdeaPad S10-2を選ばない理由はないだろう。

IdeaPad S10は、レノボがコンシューマー市場向けに初めて投入するNetbookで、ボディカラーは「Classic White」とAsus 90-NLV1B1000T「Bold Black」、そして「Ruby Red」が用意される。キーボードサイズは「フルファンクションキーボードの85%」と説明されているほか、搭載する液晶ディスプレイのサイズは10.2 インチで、バックライトにはLEDを採用する。 インタフェースとしては、Wi-Fi、ExpressCardスロット、Webカメラ、Compaq CQ71互換バッテリー2つのUSB、4 in 1マルチカードリーダが用意されるほか、OSにはWindows XPを導入する。レノボ?ジャパンは、2008年に出荷したIdeaPad S10eで日本のコンシューマー市場に参入した。それからしばらくの間、日本で流通していたIdeaPadシリーズがNetbookのみだったため、 「IdeaPadってレノボが開発したNetbookのブランドなの?」と思っている日本のユーザーも少なからずいると聞く。しかし、IdeaPadは、 コIdeaPad U110 互換バッテリーストパフォーマンスとデザイン、そしてホームユースを意識したノートPCのためのブランドで、日本以外の国では、Netbook以外にも大画面ディスプ レイを搭載したハイパフォーマンスの「Y Series」やUltrathinノートPCの「U Series」など、幅広いラインアップがリリースされている。

 日本でも、2009年8月にIdeaPadのラインアップが拡充され、従来のSシリーズに加えて、UシリーズとYシリーズも扱うようになったFPCBP161AP電池。こ のうち、モバイル利用を重視するユーザーに注目されているのが、「IdeaPad U350」シリーズだ。2009年8月に発表されたのは「29633GJ」「29633HJ」「29633EJ」「29633FJ」「29633DJ」 で、いずれもCULVタイプのCPUとSFF(Small Form Factor)チップセット(上位3モデルはIntel GS45 Apple A1012互換Express、下位2モデルはIntel GS40 Express。統合されるグラフィックスコアはすべてIntel GMA 4500MHD)を採用する(各モデルの詳細は、レノボ?ジャパン、日本市場向けIdeaPadラインアップを拡充を参照のこと)。deaPad U350 29633HJ(以下 IdeaPad U350)の構成は、CPUにCore 2 Duo SU9400(動作クロック、1.4GHz)、メモリはPC3-8500を4Gバイト(2Gバイト×2)を搭載する。HDDは500Gバイトと、このクラ スAsus X72J互換バッテリーでは最大級のストレージを標準で採用する。2.5インチ5400rpm、Serial ATA接続なので、パフォーマンスも期待できる。

 本体のフットプリントは328(幅)Dell Vostro 1500互換バッテリー×228(奥行き)と、同じ13型ワイドディスプレイを採用するMSIのX340シリーズの 330(幅)×224(奥行き)とほぼ同じサイズだ。厚さは17~24.9ミリとこちらはX340シリーズよりやや厚いが、その分、ボディの耐性は確保さ れていて、カバンに入れても不安はない。ただ、重さ1.6キロの本体なのに光学ドライブを内蔵しないワンスピンドルノートPCであることに、違和感を覚え るユーザーは少なくないかもしれない。Sony VAIO VGN-P 互換バッテリー

 13.3型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1366×768ドットと高解像度の表示が可能だ。今までも、1440×900ドットという解像度を 表示するモデルもあったのにDell Latitude E6510互換バッテリー、ほとんどが高額なハイエンドクラスに限られていたため、実売価格8~9万円前後のCULV搭載ノート(インテル的にはモバイ ル?サブノート PC)で表示できるのは驚きだ。液晶ディスプレイの表面は光沢処理が施されており、周りの風景がけっこう映り込むAsus A32-N71。輝度調整は11レベル用意されている が、輝度レベルを4以下に落とすと、自分の顔を眺めながらPCを操作することになるだろう。

 キーボードは右端に「Home」「End」「Pgup」「PgDn」を配置したレイアウトを採用すFUJITSU FPCBP116AP電池,互換バッテリーる。レノボ?ジャパンがThinkPad T400sのキーボード開発で「EscキーとDeleteキーは使用頻度が高いのでサイズを大きくした」と述べているが(このあたりの詳細は軽く薄く、そして、歴代最高のキーボードを──ThinkPad T400sで実現した究極のトレードオフを 参照のこと)、IdeaPad U350でもToshiba PA3782U-1BRSキーボード最上段の右端と左端に置かれたEscキーとDeleteキーの横幅はほかのキーに比べて長い(ただし、縦方向の長さは、実測で通常 キーが約18ミリのところ、最上段のキーは約11ミリしかない)。通常キーのキーピッチは実測で約19ミリだが、EscキーとDeleteキーの横幅は約 22ミリ確保されている。

 右下隅に配置されたカーソルキーは、キーそのものはほかのキーと同Asus A32-W7互換列の場所にあるが、キートップの形状を変えることで、ほかのキーから間隔をおいたのと同じ効果が出るように工夫された。 EscキーとDeleteキーのサイズにThinkPad T400sで導入された“技”工夫が施されたように、IdeaPad U350のタッチパッドもThinkPad T400sと同じようにパームレストと段差のないフラットな形状になっている。さらに、表面の質感でタッチパッドの位置が分かるように、日本古来の「印 伝」を模したドAsus 90-NQF1B1000T アダプタ,PC電源 ットプリントが施されているのもThinkPad T400sと同じだ。これまで日本で流通してきたIdeaPadシリーズでは、S10eやS10-2、S12のようにカラフルなカラーバリエーションや“ガラ”バリエー ションが用意されていたが、IdeaPad U350は、それらのシリーズとは異なる落ち着いた雰囲気にデザインされているAsus A32-U1バッテリー。日本市場に投入される天板カラーもダークブラウンのみだ。

 また、これまでのIdeaPadでは光沢のある天板パネルを使っていたが、IdeaPad U350は凹凸のあるLenovo ThinkPad X201i互換バッテリーパターンが施された“テクスチャーデザイン”を採用する。手のひらの脂や細かいすりきずなどが目立ちにくいので、携帯利用ではかえっ て便利だ。また、キーボードベゼルとパームレストはつなぎ目のないシャンパンゴールドのパネルで構成され、表面にはヘアラインが施されるなど、ディスプレ FUJITSU FMVNBP153電池イベゼルの光沢のあるブラックパネルとともに高級感を演出する。本体のインタフェースは左右側面にのみ配置される。HDMIやカードリーダー、ギガビット有線LANなど、その種類は競合するモバイル?サブノー ト PCに近いが、カードリーダーはメモリースティックに対応し、USB 2.0が右側面に2基、左側面に1基と両側面に用意されるなど、その使い勝手は良好だ。無線接続もIEEE 802.11b/g/n(nはドラフト2.0に準拠)のほか、Asus NBP6A138互換バッテリー標準構成でBletooth V2.1+EDRを備える。ユニークなのがカードリーダーのダミーカバーで、引き出しやすいようにふくらみを持たせた形状になっている。

 CPUはAtom(具体的な型番は不明)を搭載し、メモリ容量は512Mバイト(最大1Gバイト)、HDDは80GバイトLenovo IdeaPad Y530a互換バッテリー(最大160Gバイト)となる予定。出荷開始は2008年の10月で、最小構成価格は399ドルと予告されている。IdeaPad U350には、ユーティリティソフト「Lenovo ReadyComm 5」や、「OneKey Recovery」、本体に内蔵するWebカメラを利用する顔認証ソフトの「Lenovo VeriFace 3.5」、Dell Inspiron 1464互換バッテリーWindows Vistaで用意された電力管理機能より細かい制御が可能な「Lenovo Energy Management」などのユーティリティソフトがインストールされる。

 レノボ?ジャパンでは、IdeaPadでもThinkPadに相当する使い勝手を実現すると説明会で述べていたInspiron 15互換バッテリーが、例えば、Lenovo ReadyComm 5はThinkPadシリーズに導入された「Access Connections」のように無線接続設定を支援する機能を持ち、ObeKey Recoveryは、ウィザード形式でシステムのバックアップやリカバリーを実行するなど、その目的は、ThinkPadの「Rescue and Recovery」に近い。FUJITSU FPCBP147AP

 Lenovo ReadyComm 5から無線接続コントローラの電源オンオフができないことや、acer al10bw互換Lenovo Energy Managementに無線LAN、サウンドコントローラ、Bluetooth、有線LANの各コントローラで電源オンオフが設定できる機能がありなが ら、「スーパー省エネルギー」モードでしか使えないなど、ユーザーが自由に設定ができる構成になっていてほしい部分もあるが、コストパフォーマンスを重視 したIdeaPadのラインアップでもThinkPadのようにユーザー支援を意識していることは、高く評価したい。今回評価に用いたIdeaPad U350はAcer UM09H41、冒頭で紹介したように、CPUにデュアルコアのCore 2 Duo SU9400を搭載する。そのほかにも、メモリが4Gバイト、HDDもSerial ATA接続の500Gバイトを搭載するなど(評価機にはWesten Digitalの「WD5000BEVT-22ZAT0」が組み込まれていた)、そのスペックは実売価格が8~9万円というAsus A33-M9互換モバイルノートPCとしては高 い。そのIdeaPad U350の能力をベンチマークテストの「PCMark05」、「3DMark06」(3DMarksとCPU)、「FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3」、「Cinebench 10」で検証した。

 レノボ?ジャパンによると、IdeaPad S10の日本への出荷は現在検討中HP Pavilion N6402互換バッテリーで、仮に、日本市場に投入する場合はIdeaPadのコンセプトから、ビジネス市場ではなくコンシューマー市場向けのラインアップとして扱うことになると、コメントしている。