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    結果は、ISRT有効時の起動時間(コールドスタート)が約34秒、休止状態への移行は約23秒、休止状態からの復帰は約21秒となった。ISRT 無効時の起動時間が約43秒、休止状態への移行は約34秒、休止状態からの復帰は約31秒となった。いずれの場合もISRT有効時の方が10秒程度速い。 起動時間はやや遅いと感じたものの、ISRT有効時のシャットダウンへの移行時間は約11秒、スリープからの復帰は約2秒とシャットダウン、スリープにつ いては待たされる印象はない。ThinkPad Edge 11inchバッテリー

     外に持ち出して使うことが多いモバイルPCでは、起動/シャットダウン/スリープ、休止からの復帰時間は重要だが、15.6型ディスプレイ搭載 ノートPCなど家の中で使うマシンにおいても、ディスプレイを開けばすぐに使えるという快適さは大事だ。急いでいるわけでなくとも、PCの起動時間やス リープからの復帰時間が長いとイライラすることはよくある。

    デルの「XPS 15z」 は、15.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載したデザイン重視の薄型ノートPCだ。アルミ合金の外装をアルマイト加工で仕上げたボディは、厚みが 24.6ミリと、15型クラスの液晶を搭載したノートPCとしては最も薄い部類に入る。基本システムに最新のSandy Bridgeシステムを採用し、NVIDIA GPU搭載を搭載していることも特徴だ。Lenovo ThinkPad X100eバッテリー

     デルの直販サイトでは買い得構成のパッケージが3種類用意されているが、今回は最上位となる「最新高速プロセッサープラチナパッケージ」に相当する評価機を入手することができた。性能や使い勝手、静音性などを検証していこう。X100e 2876バッテリー

     最大の特徴はボディのデザインだ。エッジに丸みをもたせた薄型のフラットなフォルムと美しい表面仕上げはひときわ目を引く。外装はアルミ合金、 キーボードベゼルと一体化パームレストはマグネシウム合金を採用しており、表面はアルマイト加工により、質感高く仕上げられている。

     デルのPCでデザインを重視したモデルといえば「Adamo」ブランドが思い出される。2009年末に登場したAdamo XPSの平均9.9ミリという超薄型ボディや個性的なギミックは記憶に新しいところだ。大きさは違えど、このフォルムや外装の仕上げ、アイソレーションタ イプのキーボードなどには、そのAdamo XPSの遺伝子も色濃く感じることができる。ThinkPad X100e 3506バッテリー

     デザインへのこだわりは側面、底面にまで徹底している。スロットインドライブの挿入口や各種端子類、吸排気口、底部のインシュレーター、ネジなど、1つ1つに意匠を凝らしており、すっきりと統一感のあるビジュアルだ。

    なお、アルミ合金の外装、アイソレーションタイプのキーボード、その脇にあるメッシュ状のスピーカーなど、アップルの「MacBook Pro」と共通する部分がいくつかある。ただし、流線型の全体のフォルムも内装(パームレストや液晶ベゼル)のカラーも異なっており、実機からはそれほど 似ているという印象は受けない。Webなどに掲載されている写真が似ているように見えるのは、薄さを強調するイメージカットの撮り方の影響が大きいと思わ れる。Lenovo X100e 3507バッテリー

    ボディの具体的なサイズは、384.85(幅)×260.37(奥行き)×24.68(高さ)ミリ、重量は約2.51キログラム(構成による)だ。 評価機の実測重量は2543グラムとほぼ公称値通りだった。バッテリーはリチウムポリマーを採用し、簡単に着脱できるようにはなっていないが、64ワット アワーと大容量で、公称の駆動時間は8時間22分となっている。

     気軽に持ち運べる重さではないものの、停電などいざという時に長時間駆動ができるのは心強い。ACアダプタはそれほど大きくない(実測50×127×33ミリ)が、ケーブルが3ピンでかさばるタイプだ。ちなみに、ケーブル込みの実測重量は424グラムだった。ThinkPad X100e 3508バッテリー

    高いパフォーマンスを備えているのも特徴の1つだ。開発コードネーム「Sandy Bridge」こと第2世代のCore iシリーズを中心とした基本システムを採用しており、チップセットにはIntel HM67 Expressを搭載する。第2世代ではCPU内部の命令処理の仕組みを改良しており、第1世代に比べて動作クロックあたりのパフォーマンスが大幅に向上 している。

     本体スペックに関しては、3種類あるパッケージの基本構成でほぼ固定されており、BTOメニューはオプションや付属ソフトが選べる程度の内容にとどまる。Lenovo ThinkPad T400s アダプタ

     評価機は最上位の「最新高速プロセッサープラチナパッケージ」に相当するハイスペック構成で、CPUはCore i7-2620M(2.70GHz)、チップセットはIntel HM67 Express、メモリ8Gバイト(4Gバイト×2/PC3-10600 SO-DIMM)、データストレージが750GバイトHDD(2.5インチ/7200rpm)だ。また、右側面に光学ドライブとしてスロットインタイプの DVDスーパーマルチドライブを内蔵している。

    XPSシリーズはデザイン性に加えて、高いパフォーマンスも重視するブランドだ。本体スペックは、スタンダード、プレミアム、プラチナと3種類あるパッケージでそれぞれ異なるが、すべてのパッケージで第3世代Coreプロセッサ・ファミリーのCPUを採用した。

     スタンダードパッケージは、デュアルコアのCore i5-3210M(2.5GHz/最大3.1GHz)を、プレミアムパッケージとプラチナパッケージは、クアッドコアのCore i7-3612QM(2.1GHz/最大3.1GHz)を搭載する。このほか、システムメモリの容量、外付けグラフィックスや光学ドライブの種類が異な る ThinkPad T410sアダプタ

     各モデルの直販価格は、スタンダードパッケージが12万9980円から(税込み、送料込み、以下同)、プレミアムパッケージが14万9980円か ら、プラチナパッケージが16万9980円からとなる。標準のOSは64ビット版Windows 7 Home Premiumだが、BTOでProfessional版やUltimate版も選択できる(それぞれ5040円、1万1500円の追加料金がかかる)。

     また、よりパワフルなマシンが欲しいという人向けに、プレミアムパッケージ、プラチナパッケージのメモリ/キャッシュ用SSD容量を強化したモデ ルを用意している。通常よりも3万円高くなるものの、メモリは16Gバイトに、キャッシュ用SSDは128Gバイトに強化される。予算や用途との相談にな るが、スペックを追求したいならばこちらもお勧めだ。 Y560 バッテリー

    BTOカスタマイズにも対応するが、基本的にはパッケージの構成でほぼ固定されており、カスタマイズのメニューはOSやオフィスソフト、オプションくらい だ。ただし、プラチナモデルのみ例外で、ストレージを1TバイトHDD(5400rpm)にしたり、512GバイトSSD(追加料金は8万2950円)を 選択できる。各パッケージの主なスペックは以下の通り。

    評価機は下位の「スタンダードパッケージ」に相当する構成で、CPUはCore i5-3210M(2.5GHz/最大3.1GHz)、チップセットはIntel HM77 Express、メモリは6Gバイト(通常は4Gバイト、PC3-12800)、データストレージは500GバイトHDD(7200rpm、通常は 750Gバイト)+キャッシュ用32GバイトSSDだ。LENOVO IdeaPad Y560A バッテリー

     グラフィックス機能は、Core i5-3210Mに統合されたIntel HD Grapchics 4000と、NVIDIAのGeForce GT 630M(グラフィックスメモリ1Gバイト)のハイブリッド構成で、NVIDIAのOptimus Technologyにより、自動的に切り替えが行われる。基本的には3Dゲームなど3D描画パフォーマンスが必要なアプリケーションはGeForce GT 630Mが使われ、それ以外はIntel HD Graphics 4000が有効となる。この判断はNVIDIAのドライバが行うが、NVIDIAコントロールパネルからユーザーが指定することもできる。IdeaPad Y560AT 電池

     Intel HD Graphics 4000は同3000からグラフィックス性能が大きく向上しており、動画編集の用途においては、高速なハードウェアエンコード機能「Intel Quick Sync Video 2.0」により、対応ソフトで外付けグラフィックスよりも高い性能を発揮することもある。しかし、まだまだ描画負荷が高い3Dゲームを高い画質設定で動か せるほどの力はなく、ゲーム用途では外付けグラフィックスが必要になる。外付けグラフィックスと内蔵グラフィックス、それぞれが違った強みを持っているの で、ハイブリッド構成が生きてくる。

    ベンチマークテストは、総合ベンチマークテストのPCMark 7、PCMark Vantage(x64)、3D系ベンチマークテストの3DMark06、ストリートファイターIV ベンチマークなどを行った(使用GPUは、すべて外付けグラフィックスのGeForce GT 630Mを指定した)。PCMarkVantage、3DMark06については、性能をXPS 15zと比較した。LENOVO Y560C 電池

     XPS 15zの構成は、Core i7-2620M(2.7GHz/最大3.4GHz)、8Gバイトメモリ(4Gバイト×2枚/PC3-10600)、GeForce GT 525M(グラフィックスメモリ2Gバイト)/Intel HD Graphics 3000、750GバイトHDD(7200rpm)といった内容だ。

     ベンチマークスコアはおおむねXPS 15が高かった。キャッシュ用のSSDや、新CPU/GPUを用いたことでスコアに差が出たと考えられるが、CPUのクロックやシステムメモリ、外付け GPUのグラフィックスメモリの容量についてはXPS 15zが高いことを考慮すれば、この差は見た目以上に大きいと考えていい。なお、上位のモデルはクアッドコアのCore i7-3612QM(2.1GHz/最大3.1GHz)を搭載するため、さらにスコアが上がると予想できる。以下の表には含めないが、モンスターハンター フロンティア ベンチマーク【絆】のスコアは4843だった。 IdeaPad Y560D バッテリー

    なお、システムに高い負荷をかけると、底面奥側にあるスリットから温かい排気が吹き出す。PCMark 7でベンチマークテストを行っている最中の騒音レベルを計測したところ、50.3デシベルだった(環境騒音30デシベル、タッチパッドの15センチ上で計 測)が、描画負荷の高いゲームなどを行わない限り(外付けGPUをフルに使うことがない限りは)、動作音は比較的静かだ。Webブラウズなどの普段使いに おいては、騒音は気にならない。

     ファンが回るような高負荷時には、キーボード左側と左パームレストが熱を持ちやすい傾向にある。室温約25度の環境下で、PCMark 7を実行した直後に表面温度を測ったところ、キーボード左側と左パームレストは約35度まで温度が上がった。キーボード面とパームレストはソフトタッチペ イントでコーティングされていることもあり、少し温かいと感じるものの、不快に思うことはないだろう。

    XPS 15が搭載するバッテリーは9セル式で、容量は65ワットアワー。バッテリー動作時間の公称値は8時間11分となっている。実動作時間の測定は、BBench 1.01(海人氏・作)で行った。LENO Y560D電池、アダプタ

     BBenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」と「10秒間隔でのキーストローク」で、PCは無線LANに常時接続、電源プラ ン「バランス」でテストを行ったところ、バッテリー残量5%で休止状態へ移行するまで、6時間54分だった。公称値の約8時間11分と比べるとやや短い が、7時間近く動作するので、家の中で持ち歩いてWebブラウジングをする、映画や音楽などのコンテンツを楽しむといった使い方をするぶんには、バッテ リーの心配をする必要はなさそうだ。

    スタンダードパッケージの直販価格は12万9980円だ。高級感のあるアルミボディに、“Ivy Bridge”こと第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCore i5とSSD+HDDのハイブリッドストレージ、見やすいフルHDの高輝度液晶ディスプレイ、GeForce GT 630M(グラフィックスメモリ1Gバイト)を搭載するというスペックだけでもコストパフォーマンスはなかなかよい。IdeaPad Y560N バッテリー

     従来モデルのXPS 15zも、スペックとデザインにこだわった機種であったが、モデルチェンジで双方の要素に磨きをかけ、より洗練されたパワフルなノートPCに仕上がった。 価格は3万~4万円上がったものの、フルHD液晶や外付けGPUを標準搭載、ハイブリッド構成のストレージといったスペックを考えれば納得できるし、 XPSシリーズをより高級なブランドにシフトさせるというデルの狙いが見て取れる。

     ほぼ全部入りのスペックを備える15.6型ノートPCだが、アルミボディで厚さを23.2ミリに、重量を約2.6キロに抑えたおかげで、家の中で 持ち運ぶこともできるし、動画編集や画像編集に特化した仕事用マシンとして、車に載せて持ち出すといった使い方も可能だろう。普段使い、仕事用、3Dゲー ム用とあらゆる場面でパフォーマンスを発揮してくれる頼もしいノートPCだ。LENOVO IdeaPad Y560P バッテリー